#2 精神的に疲れやすいあなたへ〜前編〜

2024/11/09

学校や仕事から帰るとものすごく疲れてしまう。

身体をたくさん動かしたわけでもないのに…

そんなあなたは精神的な疲労が非常に多い可能性があります。

なぜ、精神的に疲れてしまうのでしょうか?

苦手な人がいるから?

生きがいややりがいがないから?

そしてどうすればいいのか?

精神安定剤を飲む?

コーヒー(カフェイン)飲みまくる?

休日はひたすら寝たり、ボーッとする?

自分探しの旅に出る?(現実逃避)

現代ではこのような悩みを抱えている人が多いのですが

一部を除いて、ほとんどの場合はその疲労の原因は自分自身に答えがあります。

この記事は、そんなあなたが変わるきっかけになるかもしれません。

その状態を放っておくと…

精神的な疲れは肉体的な疲れと違って疲労が蓄積されやすく、気付くとかなり進行している場合もあります。

症状は疲労感、ため息が増える、倦怠感などが特徴で、ひどい場合は朝起きれないくらいの人もいます。ストレスがかかった状態はリラックスモードに切り替わりにくく、呼吸はいつも浅い。酸素が十分に回らないので思考も回りにくくなりますし、睡眠の質も低下します。すると肉体的な疲労も蓄積され、やがて免疫力の低下を起こは様々な病気にもなりやすくなっていきます。つまり、精神疲労は負の連鎖の始まりと言っても過言ではありません。

なぜ精神的に疲れるのか

なぜ精神的に疲れるのかを考えていきましょう。

私たちは社会生活を送る上で一人だけでは生きていけないので、必ず人と接する機会があります。

最小単位なら家族、身近な友人、学校なら生徒や教師、職場なら上司や同僚がいます。

それ以外にも何かしらのコミュニティに属して生きている場合がほとんどです。

精神的に疲れる人のほとんどは「人」に疲れることが多いです。

人に疲れやすい人は、他人と話したり空間にいるだけでも疲れてしまいます。

ではその周りの人が何か悪い気を発しているのでしょうか?

もちろん中には理解に苦しむ言動をする人も世の中にはいますが、全員が全員ではありません。

実は人に疲れやすい人の特徴は心理的に言えば「よく思われたい」「嫌われたくない」という潜在意識が存在しています。

・否定的な意見を言ってはダメ

・周りのノリに合わせておこう

・仕事で使えない奴だと思われたくない

・面白い自分でいなきゃだめ

・家事や育児を完璧にしなきゃだめ(対パートナーに対しての意識)

・頼まれると断れない…

などなど、他人からの評価だったり期待を裏切ってはいけない…というようなものを無意識に作り、

自分を抑えて、無理をした振る舞いをしてしまうのです。

なぜこのような心理状態になってしまうのでしょうか?

多くの場合は幼少の頃にどんな言葉で育ってきたかが関係しています。

例えば、幼少のあなたが外で泣いている時に親御さんが

「ほら、みんな見てるよ!みっともないから泣かないの!」と人の目を気にさせるような言葉がけをしていたりするのもそうです。

他にも

「みんなと仲良くしなさい」

「もっと頑張りなさい」

「全然できてない」

「人に迷惑かけないの!」

のようにあなたがどう感じるか?よりも他人がどう感じるかを優先した言動があります。

親も悪気があるわけではないのです。子供への期待もあるでしょうし、親自身も他人からの評価を気にしてしまう育ち方をしてきたわけです。

他人のことを配慮しすぎる言動や、親の基準で評価されたり、平和的解決のために我慢させられ(兄弟間の喧嘩など)潜在的に劣等感や自己肯定感を低くしてしまうことがあるということです。

時には容姿を馬鹿にされるような言葉がけをされて自信を失うことも珍しくありません。

どうすれば疲れなくなるのか

人に疲れにくくなるには、過剰に評価を気にしないようになればいいわけですね。

誰しも承認欲求はありますから、認められないよりは認められた方が嬉しいのは確かです。

ですが嫌われたくない…認められなければ…よく思われたい…と思ってしまうと無理をし始めます。

ですからほどほどでいい…というレベルまでになればかなりの改善です。

問題は、「別に好かれたいとか思ってないんだけどな」という自覚できない(自覚したくない)場合です。

その原因が潜在意識です。

潜在意識というのは無意識の部分で基本的に意識することはありませんが、過去の記憶や経験、信念、無意識に行う行動のパターンなどがインプットされています。

もしあなたが「よく思われたい」と意識では思っていなくても、なぜかそのような行動をとってしまうのであれば潜在的には「よく思われたい」と思っているかもしれません。

実際に私達の行動は意識的に動いているようで大半は無意識の影響が強く

例えば、職場や日常生活での「おはようございます」や「ありがとうございます」といった挨拶や礼儀の表現も、何度も繰り返すことで潜在意識に刷り込まれ、無意識でできるようになります。特に忙しいときでも、挨拶だけは自然に出てくるのは、潜在的に「挨拶」が身に染みついているからです。

普段あなたが当たり前にやっていることは潜在的に刷り込まれたものですので、特別意識することなくやっているはずです。今回のテーマである

人に好かれたい(評価をよくしたい)という潜在意識があることも気づいていない可能性があるかもしれません。

潜在意識に潜っているまま(自覚していない)ではなかなか改善が難しいので

まずは、自分自身を客観視し分析してみましょう。

気をつかいすぎていませんか?それはなぜですか?何らかの原因があるとしたらどんな原因が考えられますか?

もし、良く思われたいという潜在意識があるかもしれない…と腑に落ちたら

それは潜在意識にあったものが意識に持ってこれたということです。

あとは人に疲れないでいいような自分を潜在意識に刷り込んでいきましょう。

その方法は後編で