基本的で最も大事な話をします。
今、日本は非常にまずいことになっています。
経済的、健康的な問題が非常に多い。
経済的な問題が健康にも
これは厚労省が出している資料で、給与所得者の平均給与の推移です。
2018年までしか出ていない資料ですが、30年近く横ばい(むしろ減ってきている)なのが分かると思います。
では物価はどうか?というと、ジャンルにより異なりますが1.2〜2倍。
消費税は3%→5%→8%→8%か10%と増税。
社会保険料のうち国民年金保険料は1990年頃で月8,400円だったのが、現在は2倍の16980円。
厚生年金や健康保険料も上がっています。
小学生でも分かりますが、収入より出ていくお金が増えているので生活が大変になります。
そうなると、当然出費を抑えたいと思うのが通常です。
価値観はそれぞれですが、住居費・光熱費・食費・娯楽費といった普段のお金から削らなくてはなりません。しかし、削り方を誤れば健康に直結することもあるので注意が必要です。
例えば夏場のエアコン。
電気代は一日300円位に跳ね上がるとしましょう。
もし、電気代節約としてエアコンを使用しなければ熱中症になります。
搬送されて入院となった場合、1日あたり1〜2万円の入院費がかかります。しかも働けませんから収入はありません。
どっちがいいのか?考えれば分かります。
食事代を安くしようとすれば、いくらでも安いものはありますが
食品添加物(一部危険なものあり)や農薬などの有害物質が多く含まれているものが多いです。
すぐに健康被害が出ることはありませんが、長年の積み重ねにより体調不良になる可能性も上がっていきます。そうなると通院・入院・手術などの費用が必要になります。
収入増えない→強制的な支出が増える→お金がない→安く済ませたい→不健康なものを選ぶしかない→不調→医療にお金がかかる…自由が減る…
経済的な問題は、健康に直結する問題であることが分かります。
健康は誰も守ってくれない
私は「考える力」を持ってくださいと伝えています。
世の中のおかしいこと、健康、お金、なんでもそうです。
健康に絞って言えば、
なぜ不調が出ているのか?
何か理由があるんじゃないかな。生活習慣かな?などと、少しでも考えましょう。
医者に任しておけばいい…と他人事になってはいけません。
なぜ国産の肉より輸入コストがかかる米国産が安いのか?
私は沖縄に住んでいますが、内地(県外)から入ってくるものは高いです。国内ですら遠くから運べばコストがかかるから高くなるのは普通なんです。私たちの身体は食べたもので出来ているのですから、口にするものは健康に関わります。安さにも理由があります。
なぜ医学が発展しても病人が増えているのか?
医学技術の発展はどんどん進化していきます。でも、病院は予約でいっぱい。
なぜ?と思わない方が不思議。
これは大事なのでご自身で考えてくださいね。
自分の健康は自分で守るしかない
しっかりと考えるようになると、物事の見方が変わります。
健康は誰も代わりに守ってはくれません。子供は親の責任において守るしかないのです。
親が作った生活習慣は、良くも悪くも子供は疑いもなく成長します。
幼少は身体が出来上がっていく時期であり、生活習慣の影響はものすごく大きいためその責任は重大です。
そのためには「学び」が必要です。
格言で、『授人以魚 不如授人以漁』という言葉があります。
飢えている人がいた時、魚を与えるよりも魚の釣り方を教えよ!という意味です。
魚を与えれば親切だしその時は空腹は満たされますが、
空腹になる度に面倒を見てあげなければなりません。魚の釣り方を教えることで自分で生きていく力を身につけられますよねって話です。
これは医師や整体師にも言えますが、不調を治すばっかりでは何も変わらないのです。
知識を与え、ご自身で生活習慣を整えてもらう。そうやって段々と不調が自ずと治るようにならなければいけません。
だから整体協会創始者の野口晴哉氏は、治療術をやめ、教育へ舵を取ったのです。
もしこれをこれを読んでいるあなたが一般の方であれば、学んでいきましょう。
その素材は提供できます。
もしあなたが治療家なのであれば、治すよりも伝えることを大事にしてください。
「思考力」それがこの国でみんなが強く生きるための方法だと思っています。